1/6

オハイオ州の幻想蛍光蛍石

JPY5,500(USD34.90)

SOLD OUT

Stoneco White Rock Quarry, Clay Center, Allen Township, Ottawa County, Ohio, USA.

オハイオ州クレイ・センター(Clay Center)にあるStoneco White Rock Quarryは、蛍光鉱物ファンやアメリカ中西部のクラシック鉱物コレクターの間で伝説的な名産地です。

産地(Stoneco White Rock Quarry)の特徴

採石場の概要と歴史オハイオ州オタワ郡のアレン・タウンシップ、クレイ・センター北側に位置する巨大な露天掘り採石場です。19世紀後半(1880年頃)から操業しており、建築資材や道路用砕石、石灰製造のためのドロマイト(苦灰岩)採掘場として長年稼働してきました。

地質環境母岩はシルル紀のドロマイト層(ロックポート苦灰岩やグリーンフィールド苦灰岩)です。この緻密な炭酸塩岩の空隙(晶洞・晶洞ポケット=Vugs)に、熱水作用によって美しい自形結晶が成長しました。

代表的な共生鉱物:天青石(Celestine)ここの最大のアイコンは、「琥珀色の蛍石の上に、白い刃状〜板状のセレスタイト(天青石)が突き刺さるように共生する」という絶景の組み合わせです。オタワ郡一帯は世界的に有名な天青石の産地でもあり、この2種のコントラストは中西部ミネラルの金字塔とされています。他には方解石、閃亜鉛鉱、黄鉄鉱なども産出します。

アンバー色(ルートビアカラー)蛍石の秘密

コレクターの間では「ルートビア・フルオライト(Root Beer Fluorite)」や「ハニー・フルオライト」とも呼ばれます。

結晶形態とカラーゾーニング結晶はシャープな立方体(キューブ)です。多くの場合、中心部が濃い琥珀色〜赤褐色(ルートビア色)で、外側に向かって淡いハニーイエロー〜透明に抜ける美しい累帯構造(カラーゾーニング)を示します。

発色原因:有機物(炭化水素 / ビチューメン)一般的な蛍石の紫や緑は「カラーセンター(放射線による格子欠陥)」や「希土類元素(レアアース)」が原因ですが、ここの褐色〜琥珀色は石油系有機物(ビチューメン/歴青質物質)の微粒子が結晶格子内に取り込まれたことによって生じています。堆積岩由来の有機炭素を豊富に含んだ熱水環境ならではの発色です。

「白く光る」蛍光と残光(燐光)のメカニズム

蛍石(Fluorite)の蛍光といえば、語源にもなった英イングランド・ロジャリー鉱山などの「長波UVで青紫〜青色(ユーロピウム Eu2+起因)」が定番ですが、クレイ・センターの蛍石はまったく異なる異色の光り方をします。

クリームホワイト〜白熱色の蛍光長波(365nm)および短波(254nm)の紫外線ライトを当てると、鮮やかなクリームホワイト(またはアイボリー〜黄色がかった白)に強烈に発光します。

蛍光のカラーゾーニング紫外線下でも結晶内部の成長縞(ゾーン)がそのまま浮かび上がり、層ごとに蛍光の強弱や色調の違いがくっきりと観察できます。

蛍光の発色要因(アクチベーター)この特異な白色蛍光の原因は、発色と同じく結晶内に閉じ込められた有機分子(芳香族炭化水素)が励起光(UV)を吸収して広いスペクトルの可視光を一斉に放出するためと考えられています。

長く尾を引く燐光UVライトを消した直後、数秒、緑色〜白っぽい青緑色の光が暗闇に浮かび残る「燐光(Phosphorescence / Afterglow)」を示します。この残光の長さと妖しげな美しさは、真っ暗な部屋で観察ができます。



現在この採石場は一般の立ち入り・採集が厳しく制限されているため、市場で見かける良品は古いコレクション由来のオールド標本がほとんどです。

お届けは白紙のラベルを付けています。この記事を参考にしてラベルを完成させてください。
16.6g

International shipping available
  • レビュー

    (415)

JPY5,500 (USD34.90)

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品